事例.1 強制わいせつ致傷事件(裁判員裁判)にて無罪判決を獲得
事案の内容
飲酒をしていた際、依頼者を含めた3人の友人らが、幼馴染の女性に対し、わいせつ行為に及んだ等と、虚偽の被害届を提出され逮捕起訴されてしまったという事案。
結果
逮捕直後から被害者側と協議を重ねたり、検察官に対しても起訴する理由や必要性等が無いことを繰り返し説明していたものの、検察官が独善的に起訴に踏み切ったという状況がありました。起訴され裁判となった後は、関係者多数名の証人尋問を実施し、被害者の証言を弾劾すること等をきっちりと実施し、無罪判決を勝ち取ることができました。
事例.2 窃盗事件にて無罪判決を獲得
事案の内容
古くからの友人と二人で、トラックを盗んだ等との嫌疑をかけられ逮捕起訴されてしまったという事案。
結果
この事案は、友人によるいわゆる引き込み供述(依頼者と一緒に盗みましたという供述)がなされ、依頼者は共犯者として疑われてしまったというものでした。依頼者は同種前科もあったことから、捜査機関は強い思い込みを持っていたという状況もあり、その友人が窃盗の事件に至る直前まで依頼者と行動を共にしていた様子があったこと等から、検察官は起訴に踏み切ったという状況がありました。裁判では、引き込み供述をした友人の証人尋問を実施し、徹底的にその証言を弾劾することに成功しました。結果として、無事無罪判決が獲得でき、依頼者は自由の身となることができました。
事例.3 窃盗事件にて無罪判決を獲得(一部無罪判決)
事案の内容
依頼者がSNS等を通じ知り合った女性と性行為をした際、女性の財布から現金を盗んだとの疑いをかけられ、窃盗罪等で逮捕起訴されてしまった事案。
結果
裁判では、被害者とされる女性が虚偽供述をしていることを明らかにするべく、矛盾点等をあぶりだし、徹底的に弾劾することができた結果、窃盗罪については無罪判決を獲得することができました。
事例.4 道路交通法違反事件にて無罪判決獲得
事案の内容
スピード違反にてオービスで撮影されてしまった人物と疑われてしまった方が依頼者の事案。
結果
裁判では、オービスで撮影されている人物と依頼者が別人であることが明らかになり、無事無罪判決となることができました。
事例.5 執行猶予中に再度の執行猶予判決獲得
事案の内容
万引きを繰り返してしまうクレプトマニア(窃盗症)の疑いがある方が依頼者であり、執行猶予中に再び万引き事件を繰り返してしまったという事案。
結果
早期の保釈を獲得した上で、窃盗症について適切な治療やKAへの参加等を継続的にしてき、その治療効果等を裁判の中で明らかにしていくという立証方針を選択。半年以上にもわたり治療を継続する等その様子を随時裁判の中で示す等しながら、最終的には、再度の執行猶予判決を獲得。
事例.6 クレプトマニア(窃盗症)の疑いがある方に関し、不起訴処分獲得
事案の内容
依頼者は、万引き前科多数を有し、執行猶予期間が経過した直後に再び万引きをし、さらには、逃走する際に店員に対し、暴行し、事後強盗罪で逮捕されたという事案。
結果
依頼者は、前科の存在や事件の内容から起訴されることとなると、確実に実刑が見込まれる状況でした。このような中、依頼者の精神状態の異常性を感じ、精神疾患及び認知症の可能性を指摘するなどした結果、依頼者は不起訴処分となりました。検察官は、認知症の可能性等について当初頭になかったようでしたので、弁護活動が功を奏したものとなりました。
事例.7 窃盗事件 共犯者よりも明らかに有利な判決獲得
事案の内容
依頼者は、後輩2名と共に住居侵入、窃盗を繰り返していたという事案。
結果
共犯者間で最も年長者であったことや、各共犯者が依頼者の方が立場が上であったという趣旨の供述をしていたことから、共犯者らよりも不利な状況にありました。しかし、弁論を分離してもらい、適切な弁護を実施したところ、2名の共犯者らは実刑判決を受けたにもかかわらず、依頼者のみ執行猶予判決を獲得することができました。
事例.8 保険金詐欺事件で、共犯者よりも明らかに有利な判決獲得
事案の内容
依頼者が、架空の自動車交通事故を発生させ、共犯者らと多数の保険金詐欺を働いていたという事案。
なお、依頼者は、保険金詐欺の計画、共犯者の勧誘など、犯行の最も中心的な人物とされている者と評価されていました。また、依頼者は、共犯者間で最も多い5件の自動車保険金詐欺事件が起訴されており、しかも、依頼者は過去に執行猶予前科も有していました。なお、No2の方は、依頼者よりも少ない件数の事件しか起訴されず、前科もありませんでした。
結果
弁護活動を尽くした結果、控訴審にて執行猶予判決を獲得することができました。なお、NO2の方は、実刑判決が確定していましたので、最良の弁護活動が実施できた事案でした。
事例.9 振り込め詐欺 控訴審での逆転裁判)
事案の内容
振り込め詐欺の受け子をしてしまった方が依頼者で、詐欺未遂事件1件のみであるにもかかわらず、第1審では実刑判決を受けていたという事案。
結果
第1審は、法テラスのスタッフ弁護士が担当していましたが、正直なところ、刑事弁護の専門家とは到底考え難いようないい加減な弁護しかなされていませんでした。受任後は、依頼者に認めるべき事実はしっかりと認めるようアドバイスをし、反省を示すと共に、たった1回拒絶されたことによってあきらめてしまっていた示談交渉も再開し、被害者から嘆願書を取得するなどしました。その結果、依頼者は控訴審にて、執行猶予判決を獲得することができました。
事例.10 強姦事件 執行猶予 共犯者よりも有利な判決獲得
事案の内容
依頼者は、友人らと集団で強姦事件を行ってしまったとの嫌疑をかけられ逮捕された事案。
結果
弁護活動の限りを尽くし、依頼者のみ執行猶予が付され社会復帰が出来ました。なお、共犯者とされた友人らは、全て実刑判決を受けました。